財政破綻の町にある遊園地:アドベンチャーファミリー(北海道夕張市)

アドベンチャーファミリー:崩れ落ちたウォータースライダー

財政破綻した夕張市内にあるレジャー施設

夕張市と言えば財政破綻した自治体として多くの人に知られており、様々な施設や計画が閉鎖、中止を余儀なくされてしまったという背景がある。

市内のレジャー施設として開業していた「石炭の歴史村」も2006年(平成18年)6月20日に夕張市が財政破綻したことに伴い、通常よりも早い同年10月15日に冬季休業に入り、石炭の歴史村を管理していた第三セクター「石炭の歴史村観光」が同年11月29日に札幌地方裁判所に自己破産を申請し、破綻した。

当時から閉鎖を予定していたものの、歴史的な資料として価値が高いと存続の声が多く上がったことから、2007年(平成19年)に加森観光が指定管理者となり、同年4月27日に営業が再開されることとなった。

アドベンチャーファミリーはそんな石炭の歴史公園の域内にある遊園地だったが、公園自体の営業は再開されたものの、遊園地は再開されることなく、2008年(平成20年)5月より施設の解体が始まり、ほとんどの施設が撤去されてしまった。現在、一部の施設が解体されずに現存している状態で、このプールやウォータースライダーは解体されずに残っている、というわけだ。

そう聞くと、ごく一般的に目にするような公園施設に廃墟があるのか、とも思ってしまいそうだが、実態としては公園自体も営業しているとは言え、半分廃墟のような感じになっており、少なくとも管理されているようには見受けられない。

道路のヒビが入ったところから雑草が顔を出し、公園の奥に行けば行くほど放置されがちな施設であるということがわかるだろう。

今でも死に体の身体をかろうじて保っている。そんな印象のある公園だった。

所在地

JR石勝線、夕張駅から道道38号線を北上したところにある石炭の歴史公園内にある。

新夕張から夕張間の石勝支線は2019年4月1日に廃線となるため、夕張駅も消滅することから、2018年4月以降は新夕張駅から道道38号線を北上する、というふうに認識しておくといいだろう。

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中の人は廃墟7割、離島1割、珍スポ1割、モデル撮影1割で構成されていると思われるフォトグラファー。廃墟好きをこじらせていろんなアイテムを作って遊んでます。