廃線になった東海道本線区間にあるトンネル廃墟

廃線となった鉄道のトンネル廃墟は珍しいものではないものの、美しさという意味では赤沢隧道はトップレベルの隧道だ。真鶴町との町境、小田原市の南の境界線ギリギリの場所にある廃トンネルで、側を走る国道135号線からのアクセスは難しい。
竹やぶを抜けると廃線跡が見えてくるので、そこから北上。軌道は残っていないため、歩く風景にさほど感じるものはない。春先に訪れたおかげで、生い茂る草にはたくさんの毛虫がついていて気味が悪かったが、我慢しながら橋梁などを抜けると、ひときわしっかりとした作りのトンネルが現れた。これが赤沢隧道だ。

鉄骨で覆われたトンネルは、海側に窓が空けられており、光が入り込むようになっている。その光がトンネル内で反射して、骨組みとコンクリート壁が浮かび上がる光景が何よりもこの廃墟の魅力だ。
またこのトンネル廃墟には3つの顔を持っている。歩き進むと、その表情が変わるさまを楽しむことができ、一辺倒な印象で終わらないというところも特筆すべき点だろう。

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所在地

旧線は完全に森のなかにあるため、外観を外側から見ることはできない。
JR東海道本線根府川駅から車で10分程度走ったところにかつての旧線へ進入可能な場所に到着する。
小田原駅、根府川駅からバスを利用した場合は、箱根登山バス小03系統の終点、石名坂バス停で降り、そこから徒歩でランデブーポイントへ。
そこから竹林を歩き、東側に抜ければ旧線にたどり着くので、今度は旧線を北上(小田原方面)するように進むと、八本松隧道、昌廉滝橋梁といったトンネル、橋を抜けると赤沢隧道が見える。
竹林、トンネル、橋と踏破するポイントが多くあり、ちょっとした冒険かと思うほど難しい場所にある。
最初に歩くことになる竹林は獣道のようなものはあるものの、非常に分かりづらいため慣れている人でないと見失う可能性もあるので気をつけたい。

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