赤沢隧道(神奈川県小田原市)

廃線になった東海道本線区間にあるトンネル廃墟

廃線となった鉄道のトンネル廃墟は珍しいものではないものの、美しさという意味では赤沢隧道はトップレベルの隧道だ。真鶴町との町境、小田原市の南の境界線ギリギリの場所にある廃トンネルで、側を走る国道135号線からのアクセスは難しい。
竹やぶを抜けると廃線跡が見えてくるので、そこから北上。軌道は残っていないため、歩く風景にさほど感じるものはない。春先に訪れたおかげで、生い茂る草にはたくさんの毛虫がついていて気味が悪かったが、我慢しながら橋梁などを抜けると、ひときわしっかりとした作りのトンネルが現れた。これが赤沢隧道だ。

鉄骨で覆われたトンネルは、海側に窓が空けられており、光が入り込むようになっている。その光がトンネル内で反射して、骨組みとコンクリート壁が浮かび上がる光景が何よりもこの廃墟の魅力だ。
またこのトンネル廃墟には3つの顔を持っている。歩き進むと、その表情が変わるさまを楽しむことができ、一辺倒な印象で終わらないというところも特筆すべき点だろう。

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中の人は廃墟7割、離島1割、珍スポ1割、モデル撮影1割で構成されていると思われるフォトグラファー。廃墟好きをこじらせていろんなアイテムを作って遊んでます。
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中の人は廃墟7割、離島1割、珍スポ1割、モデル撮影1割で構成されていると思われるフォトグラファー。廃墟好きをこじらせていろんなアイテムを作って遊んでます。