森町立天方小学校嵯塚分校(静岡県森町)

森町立天方小学校嵯塚分校A教室窓辺

学校建築物としては屈指の美しさを誇る廃墟

静岡県の山奥に遺る木造建ての小学校廃墟。
国内に数ある学校廃墟の中でも屈指の美しさを誇り、ある意味聖地と言っても遜色のない稀有な廃墟だ。
昔ながらの学校廃墟ではあるものの、落書きや故意に破壊された部分は皆無でほとんど荒らされた形跡もなく、状態として悪くない。とは言え、一部、天井が落ちているところや、床が抜けているところもあるので安全というわけではないが。
学校自体は山奥にある学校のそれらしく、山の中にある一部の平地を利用して建てられているようだった。運動場もこじんまりとしており、晴れていたとしても昼下がりともなれば、陽の光が木々に遮られ、少し暗くなる。また運動場の奥には、神社と思われる祠もあったが、こちらは詳細は完全に不明だった。
校舎は平屋で部屋は大きく分けてA教室、B教室、職員室という作り。この他、裏手には職員が泊まるための建屋があった。あまりにも奥地にあるため、下の街から通勤するのは困難だったのだろうか。
実際、この場所にたどり着くまでに蛇のようにうねる山道を走らなければいけないが、落石や崩落しているかのような道もあり、行くだけでも危険を伴う。

創立は不明だったが、1977年(昭和52年)に廃校。以降は卒業生と思われる人が、たまに訪れているようで、教室の黒板を見ると卒業生と思しき人の名前が訪問記録として書かれていた。

場所は中塚集落という場所にあり、一帯はほとんど無人だ。情報によると集落に1件だけ人が住んでいる家があるというが、通りがかった時は無人のようだった。
もっともこの集落に入るには道端に車を止め、獣道のような道を歩いていくしかないので、発見することは少し難しい。集落には何件か家はあったが、完全に廃墟になっており、一部の家屋は倒壊してかかっているなど無残な姿だった。
この小学校へ向かうには、そんな集落の合間を縫って、途中から少々きつい山登りをしなければならない。運動している人なら大丈夫かもしれないが、体力に自信がない人は少し骨が折れる事だろう。

所在地

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中の人は廃墟7割、離島1割、珍スポ1割、モデル撮影1割で構成されていると思われるフォトグラファー。廃墟好きをこじらせていろんなアイテムを作って遊んでます。
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