メジャーな廃虚として知られる:奥多摩湖ロープウェイ三頭山口駅(東京都奥多摩町)

奥多摩湖ロープウェイ三頭山口駅

東京都の中で超メジャー級廃墟

東京都において見どころのある廃墟はかなり珍しい部類になるかもしれないが、廃墟をあまり知らないサブカル好きでも「奥多摩ロープウェイ」のことを知っている人は多いのではないだろうか。
廃墟としてはメジャークラスであるわけだが、都心からのアクセスの良さ、奥多摩という東京都内にあって冒険ができるような土地に対するイメージと、全国的には珍しい部類に属するロープウェイの廃虚という要素が重なって人気のある廃虚になったようにも思える。
実際に廃虚としての見ごたえもあり、廃虚を見慣れた人であっても初めて訪れた人であれば、その魅力に納得のできるものをもっているのがこの廃虚の特筆すべき点だろう。

奥多摩湖ロープウェイとは

そんな奥多摩ロープウェイだが、かつては奥多摩湖上を行き交っていた湖上のロープウェイであった。全国的に見ても湖上を結ぶロープウェイは珍しく、現在では浜名湖の内浦を結ぶ「かんざんじロープウェイ」が国内では唯一となっている。
このページで紹介している三頭山口駅から奥多摩湖を挟んで反対側の川野駅(現在の奥多摩湖レストセンター近く)を結び、地域住民の生活のためではなく奥多摩湖の遊覧目的として作られたロープウェイだった。

小河内観光開発株式会社が索道事業者として1962年(昭和37年)に運行を開始したが、1966年(昭和41年)に「冬季休業」を名目に運行を停止。以降、運行が再開されることなく鉄道としては短い生涯を終えることになった。

所在地

JR東日本青梅線の終着駅、奥多摩駅から車で30分ほど走った場所に川野駐車場という公衆トイレ付きの駐車場がある。
国道411号線を西側に走り、奥多摩湖周遊道路を走ればたどり着くので、迷うことはないだろう。
その場所から山手の勾配を登ったところに三頭山口駅がある。坂自体は基本的な体力があれば登れるが、急であることは確かなので転倒に気をつけたいところだ。
外観もこの勾配を登らなければ見ることは難しい。

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中の人は廃墟7割、離島1割、珍スポ1割、モデル撮影1割で構成されていると思われるフォトグラファー。廃墟好きをこじらせていろんなアイテムを作って遊んでます。